S.P.D
スペシャル・ポリス・デカレンジャー
燃えるハートでクールに戦う5人の刑事達。
彼等の任務は、地球に侵入した宇宙の犯罪者と戦い、人々の平和と安全を守る事である。
『特捜戦隊デカレンジャー』
エピソード・アナザー
『SPACE SHERIFF』
その日、宇宙警察地球署のレーダーは、未確認飛行物体の機影をいくつも捉えていた。
地球はエイリアン犯罪者、通称『アリエナイザー』達が不法侵入出来ないようにバリアーで防御されている。
それでも、その防御網を掻い潜って地球に侵入するエイリアン犯罪者が後を絶たない。
だからこそ、彼等SPDがいるのだ。
「それでスワン、未確認飛行物体の正体は分かったのか?」
「ううん。 もー全然ダメだわ」
地球署のボス、ドギー・クルーガー。 そしてメカニック担当のスワンを始め、デカレッド=赤座伴番(通称・バン)
デカブルー=戸増宝児(通称・ホージー) デカグリーン=江成仙一(通称・セン) デカピンク=胡堂小梅(通称・ウメコ)
デカイエロー=礼紋茉莉花(通称・ジャスミン)
デカレンジャーの5人。
そして最近、とある凶悪犯罪に対して赴任してきた、宇宙警察本部特別指定凶悪犯罪対策捜査官(略して“特キョウ”)の
デカブレイク=姶良鉄幹(通称・テツ)
彼等8人はデカルームに集まり、未確認飛行物体の正体を探るべく会議をしていた。
だが、その正体は依然として分からない。
「未確認飛行物体って言ったって、結局他の惑星からやって来たアリエナイザーってのは間違いないんでしょ?」
「まぁ、それはそうだろうけどさ」
ウメコの発言にセンが、そして
「アリエナイザーだとしたら、いや。 だから問題だという事だ。 宇宙の犯罪者が大挙してこの地球にやって来たかもという事なんだぞ」
と、ホージーが答えた。
「それに、最近他の惑星でも目撃されているそうです。 しかも破壊の限りを尽くしている……」
特キョウのテツの発言に、ボスの眉間に皺が寄る。
「ありゃま。 じゃぁ、このままだと地球も大変な事に?」
「そのとおりだ、ジャスミン。 だが、我々がいる以上そのような事は絶対させん。 スワンは引き続き未確認飛行物体の正体と
飛行経路からアジトがあるかどうかを探ってくれ。 他のものは手分けして捜査だっ!」
「ラジャッ!!」
同時刻。
人が賑わう、とある街中。
「う〜ん、地球も久しぶりだなぁ〜」
日に焼けた肌の男が、そんな事を呟きながら背伸びをした。
むろん、そんな呟きを誰も気に留めない。
現に地球には数多くの宇宙人が住んでいるし、宇宙に進出した地球人もいるからだ。
だから、男の呟きに対して誰も不思議がらない。
その男は楽しそうに街並みを眺めながら人混みへと消えていった。
同時刻。
廃ビルの中。
「それで、アブレラ。 怪重機の用意は出来ているんだろうな」
「あぁ、金さえ貰えば直ぐにでも受け渡そう。 しかし……かの『組織』の生き残りがいたとは驚きだよ。
我等にとっても伝説として語り継がれ……」
「えぇいっ! うるさい! うるさいっ!! そう……そうだ! 『奴』のせいで偉大な『ドン』は倒れ『組織』は壊滅した。
だが俺は生き残った。 生き残って力を溜め、『奴』を倒す為にっ!!」
「……ふむ。 まぁ、頑張ってくれ。 こちらは儲けさせてもらえれば問題ないんでな。 ドロイドはサービスに付けよう。 では」
「ふんっ!」
飛び去るアブレラを憎憎しげに見送る男。
否。
宇宙人。 エイリアン犯罪者=アリエナイザー。
だが、かつては別の名で呼ばれていた。
『アリエナイザー』などと言う名ではなく。
その名は―――
―――『 』と。
まだ、宇宙警察・地球署が出来る前の話だが。
『こちらウメコ&ジャスミン組。 今のところ手掛かりなしですぅ〜』
『鉄幹です。 こちらも有力な目撃情報はなしです。 これからセン先輩とUFO研究の第一人者、大山小次郎氏に意見を聞くべく
自宅に向かうところです』
無線連絡を聞きながら、バンとホージーは目撃情報を求めながら捜査をしていた。
しかし、やはり有力な情報は集まらなかった。
「ところでボス。 スワンさん。 未確認飛行物体の正体は分かりましたか?」
『いや、まだだ』
『ごめんね〜。 まだ全部は解析出来てないのよ。 でもどうやら古い型のUFOだと思うのよ』
『そんなわけで今、宇宙警察本部にデータの照合をしているところだ。 引き続き捜査を続行してくれ』
「だとさ、相棒」
「うむ。 ……って、相棒言うな」
車を走らせながら、バンとホージーはあたりをくまなく捜査していた。
「待てバンっ! 車を止めろっ!!」
「うおっとととっといっ!! どうした相棒っ!? ってあれはっ!!」
車の上を。
その上空を。
いくつもの機影が空を駆けていく。
「おいおいおいおいっ。 あれってもしかして例の未確認飛行物体? っていうか奴等が向かっている方向って!?」
「そうだ。 地球署、デカベースの方向だっ!! 急げバンっ!!」
「おぉよっ」
スピンターンを派手に決めたバンとホージーは、パトライト閃かせ、サイレンを鳴り響かせ、地球署へと急いだ。
未確認飛行物体が群れをなして地球署に攻撃を仕掛けてきた。
怪光線が発せられ、次々と地球署=デカベースに降り注ぐ。
「ふっふっふっふ。 まずは地球署を潰してやる。 そうすれば『奴』も出てくるだろうしなぁ」
その様子をアリエナイザーはほくそ笑んで眺めていた。
署内では警報が署内に鳴り響き、署員は慌しく対応に追われている。
ある者は反撃を。
ある者は消火活動を。
ある者は負傷者の手当てを。
「あぁんもう、せっかく未確認飛行物体の正体が分かったっていうのにぃっ!」
爆撃を受ける地球署の中、スワンは愚痴をこぼしながら応戦し始めた。
「まったくだ。 スワン、このままで周囲にまで被害が及ぶ。 デカベース、クローラー形態に変形発進させるんだっ!」
「分かったわ、ドギー!!」
だが、未確認飛行物体群の爆撃が更に激しさを増してきた。
デカベースはデカベースクローラーに変形し、反撃を試みるが、それ以上に未確認飛行物体の数が多かった。
『スワンさんっ! デカマシーンを発進させて下さいっ!!』
デカベースに向かっていく未確認飛行物体群を見て、6人のデカレンジャー達はデカベースへと急いで向かっていた。
だが―――
『ダメよっ!! 今発進させたらデカマシーンも危ないわっ!!』
「くそっ!」
「どうすればいいんだっ!!」
バンとホージーが拳を握り締め悔しがった。
成すすべも無く事態を見守る事しか出来ない不甲斐なさに、怒りさえ込み上げてくる。
それは一同に集合したセンやウメコ。 ジャスミンにテツも同じだった。
「なぁに、直ぐにお前達も後を追わせてやるわ」
「!?」
6人の前に、突如として1体の宇宙人、アリエナイザーが姿を現した。
「貴様があの未確認飛行物体を操っているアリエナイザーなのかっ!?」
「そのとおりだ。 だが本当の標的は貴様等ではないっ!! 貴様等は『奴』を呼び寄せる為の餌になってもらうっ!!
食らえっ!!」
そう叫びながら突き出したアリエナイザーの手の平から怪光線が閃く。
破壊光線をかわしながら、6人はデカレンジャーへと一瞬で変身した。
「なんだか知らねぇが、テメェさえやっつければ問題ないってわけだっ!!」
「行くぞ皆っ!!」
デカレンジャーが一斉にアリエナイザーへと向かう。
パンチを。
キックを。
ぶちかます。
しかし―――
「ふんっ!! きかんわっ!!」
デカレンジャーの攻撃は悉く弾かれる。
「これでも食らうがいい、小僧共めっ!!」
アリエナイザーの反撃がデカレンジャーを襲う。
今までに受けた事が無いほどの、強力な攻撃だった。
デカレッドが。 デカブルーが。 グリーンが。 イエローが。 ピンクが。 デカブレイクが吹っ飛ばされる。
「くっ。 これならばどうだっ!! 電撃拳エレクトロフィスト!!」
ブレスロットルを全開にし、デカブレイクの必殺技がアリエナイザーへと突き進む。
「ふんっ!! バカめ、そんな攻撃がこの俺様に効くと思うのかっ!! ほら返すぞっ!!」
と、電撃さえも跳ね返す。
跳ね返った電撃はアリエナイザーのパワーも加わり、そして
「うわぁ〜っ!!」
6人のデカレンジャーを巻き込んで大爆発を起こした。
その爆発の威力で、デカレンジャーの纏うデカスーツが解除されてしまった。
満身創痍のデカレンジャー達は地面へと転がる。
「ドギーっ! 大変っ、あの子達が……」
「くそっ、まさか『ダブルモンスター』の力がここまでとは……。 スワン、とっとと『戦闘円盤』を片付けるぞっ!!」
「えぇ、そうしましょう。 !? 待って、ドギーあれ……」
「ふっふっふっふっふ。 地球の宇宙刑事もだらしないものだな」
と、アリエナイザー。
否。
獣星人とべム怪獣を合成して生まれた『ダブルモンスター』は変身の解けたデカレンジャーへと一歩一歩、近づく。
トドメを刺す為に。
「さぁ、これで終わりだっ!! 憎っき宇宙刑事どもめっ!!」
その一撃がまさに振るわれる一瞬。
「とおおぉっ!!」
何処からとも無く現れた男の飛び蹴りがダブルモンスターに炸裂した。
日に焼けた肌の男。
少し彫りの深い顔立ち。
人好きのする笑顔を見せながら、
「どうしたどうした。 それでも地球の平和を守る宇宙刑事か? こんなところでへばるのか?」
軽口をきいてはいるが、その男の目には『正義』の炎が燃えていた。
「だ、誰なのぉ?」
「なぁに、ただの通りすがりの宇宙刑事さ」
小梅の問いに、男はそう答える。
「宇宙……刑事……?! はっ!? まさか……まさか、あの人は……」
「どうした鉄? し、知っているのか? あの男を……」
「私、あの人の顔、どこかで見た事があるないアル」
「ど、どっちなんだよジャスミン……」
「くっ、だ、だが……あの男の言うとおりだ。 俺達が守らなければ……」
「そのとおりです」
傷つき倒れたデカレンジャー達は、気力を振り絞り立ち上がる。
その様子を見て、男は頷き笑った。
「その意気だ、ひよっこども。 俺達宇宙刑事の力、悪党に見せてやろうぜ」
「く、くそぅ〜。 だ、誰だ。 俺の邪魔をする奴はっ!!」
倒れたダブルモンスターが起き上がる。
そして―――
その男を見た。
「き、貴様はっ!!!」
「ふっ、まさか『マクー』の生き残りがいたとはな。 だが、これでお終いだ。 行くぞっ!!」
ばっ! ばっ!! ばばっ!!!
男がその両手を、身体を激しく振り、右手を天にかざして叫んだ。
「蒸着っ!!」
―――と。
遥か上空に待機している宇宙船・超次元高速機ドルギランに蒸着コマンドが届くと同時に。
「了解。 コンバットスーツ電送シマス」
白銀に輝くコンバットスーツが電送された。
その間、僅か0.05秒。
その姿は―――
白銀に輝くメタルスーツ。 正義の守護者。
たった1人で宇宙にはびこる犯罪秘密結社『マクー』を滅ぼしたスーパーヒーロー。
全銀河の宇宙刑事に『伝説の男』『伝説の宇宙刑事』と呼ばれた男。
その名は―――
「宇宙刑事! ギャバン!!」
「あ、あの人が……あの……」
「何をしているお前達っ!! 俺達も変身だっ!!」
「ボスっ!?」
いつの間にか未確認飛行物体=戦闘円盤を打ち破ったボスがデカレンジャーの元に来ていた。
「よおぉおぉ〜しっ、皆っ! 行くぜぇっ!! チェンジスタンバイ!!」
「エマージェンシー! デカレンジャー!!」
「とうっ!!」
「フェイスオンっ!!」
再び変身するデカレンジャー達。
デカレッドが吼える。
「一つ! 非道な悪を憎み」
デカブルーも吼える。
「二つ! 不思議な事件を追って」
デカグリーンも。
「三つ! 未来の科学で捜査」
デカイエロー、
「四つ! よからぬ宇宙の悪を」
デカピンクも続く。
「五つ! 一気にスピード退治」
「S.P.D!」
そして、5人揃って
「「「「「特捜戦隊! デカレンジャー!!」」」」」
鉄幹も変身し、吼える。
「夜明けの刑事っ! デカブレイクっ!!」
ドギー・クルーガーも変身し吼えた。
「地獄の番犬っ!! デカマスター!!」
「お、おのれぇ〜……。 だが、貴様等こそここでお終いにしてくれるわっ!! やれぃっ! ドロイド共っ!!」
ダブルモンスターの掛け声と同時に、戦闘アンドロイドが大挙して襲ってきた。
しかし。
「今度はさっきのようにいかないぜっ!!」
デカレッドの二丁拳銃が閃き、宇宙警察銃拳術・ジュウクンドーが炸裂する。
瞬く間に何体ものドロイドが撃ち抜かれ、地面に倒れ臥す。
ブルーとグリーンのディー・ロッドが。 イエローとピンクのディー・スティックが振るわれる度にドロイドは倒れていく。
「高速拳ライトニングフィスト!!」
「食らえっ! ディーソードベガっ!! 斬っ!!」
デカブレイクの。 デカマスターの技が炸裂し、ドロイド達はその数を減らした。
「うぐぐぐぐっ!?」
その獅子奮迅の戦いを見て、先ほどの勢いは何処へ行ったのか。 ダブルモンスターは腰が引けていた。
「スパイラルキックっ!!」
そこへ、ギャバンのキックが飛んできた。
「ぐわぁああっ!!」
成す術も無く吹っ飛ぶダブルモンスター。
「く、くそぅっ!! こ、こうなったら怪重機でっ!!」
ダブルモンスターの声と共に地中から巨大な羽を持つ怪重機が現れた。
「こっちもデカマシーン出動だっ!!」
5台のマシーンとデカバイクが出動し、デカレンジャー達の掛け声と共に
「特捜合体っ!! デカレンジャーロボっ!!」
「特捜変型っ!! デカバイクロボっ!!」
変型し、巨大ロボへと姿を変えた。
「ふっふっふっふっふ。 これでどうだっ!!」
だが、ダブルモンスターは不敵に笑い、巨大な羽を持つ怪重機は空に舞った。
そして、怪重機のいたる所からミサイルが雨のように2台のロボに降り注ぐ。
「な、なんだってぇっ!!」
「く、これでは……」
爆炎に包まれ、反撃もままならない。
そもそも2台のロボには空を飛ぶ能力が無いのだ。
飛び道具はあるにはあるが、このミサイルの雨の前では果たして効果があるかどうか。
「いかんっ!!」
「任せろデカマスター。 電子星獣ドルーっ!!」
焦るデカマスターに、ギャバンは超次元高速機ドルギランに接続されている電子星獣ドルーを召還した。
その声に、すぐさま姿を現す蒼き鋼鉄のドラゴン。
宇宙刑事ギャバンの頼もしき相棒。 電子星獣ドルー。
「ドルー! デカレンジャーロボを掴んで空を飛ぶんだっ!!」
ギャバンのその声に吼えて答え、ドルーは鉤爪でデカレンジャーロボの背中に張り付く。
そして、再び吼えてデカレンジャーロボごと大空へと舞った。
「完成っ!! フライング・デカレンジャーロボっ!!」
「す、凄いっ……」
「な、なんだとぉ〜っ!?」
それまで有利だったダブルモンスターと怪重機に動揺が走った。
「隙だらけだぜっ!! 食らえっ!!」
シグナルキャノンが唸り、大空を飛びながら怪重機を撃ちまくる。
ドルーが吼える。
「ぐわわわわわぁ〜っ!!」
被弾した怪重機はダブルモンスターの悲鳴と共に、地面へと叩きつけられた。
フライング・デカレンジャーロボはそのまま上空に待機したまま、左腕を怪重機に向ける。
すると、左手のマルチビジョンがジャッチメントモードへと切り替わった。
「ダブルモンスター・『リベンジダブラー』 13の惑星都市への大量破壊活動と大量殺人、傷害罪、および宇宙警察地球署
への攻撃活動において、ジャッジメントっ!!」
スペシャルポリスからの要請で、宇宙最高裁判所はアリエナイザーに対して迅速に判決を下す。
「デリート許可っ!!」
「うわわわわ……」
「パトエネルギーフルチャージっ!! ジャスティスフラッシャー!!」
パトエネルギーを全開にしたシグナルキャノンが火を噴く。
正義の銃弾を受け、怪重機は大爆発を起こしデリートされた。
だが。
「く、くそぅっ〜……。 だが、このままで終わらんぞ……」
ダブルモンスターはすんでのところで怪重機から脱出していた。
重傷を負いながらも、ダブルモンスターは次の機会を待つべくその場を後にしようとした。
「何処へ行くのかな?」
しかし。
その行く手に、デカマスターが立ち塞がっていた。
「ぐっ!?」
慌てて振り返る。
だが、その先に。
白銀に輝く鎧を身に纏った刑事がいた。
「ぎゃ、ギャバンっ!!」
「ここまでだリベンジダブラー。 正義の刃、受けてみろっ!! 行くぞ、デカマスターっ!!」
「了解っ!! ディーソードベガッ!! 」
「レーザーブレイド!!」
2人の宇宙刑事が必殺の剣を携え走る。
「ベガスラッシュッ!!!!」
「ギャバンダイナミックッ!!!!」
2人の必殺技が炸裂し、
「うぎゃぁぁぁあああああぁぁぁぁあぁぁぁああぁぁぁっ!!!!」
ダブルモンスター・リベンジダブラーは大爆発を起こし、今度こそ完全にデリートされた。
その様子を見ていたデカレンジャー達は声を揃え、
「これにて一件コンプリートっ!!」
と、事件解決の声を上げる。
そのままの勢いでデカレッドが
「メガロポリスは……」
「日本晴れっ! だろ?」
と、ギャバンが続けた。
「っと!? そりゃ俺の台詞ですよぉ〜」
「あっはっはっはっはっはっは」
コックピットでこけているデカレッド。
そして、その様子を笑う皆。
こうして―――
地球署を騒がせた事件は終わった。
「しかし、言って下さればお迎えしたのに……」
「いや〜、どうもそういうのは苦手でね。 それにお忍びの里帰りだったし。 それより……」
ギャバンはデカレンジャー達を見渡し、
「俺に代わり、この地球の平和と安全をよろしく頼むぞ、皆」
「はいっ!!」
一同は敬礼と共に返事をする。
かつて―――地球の危機を1人で救った伝説の英雄。
―――SPACE SHERIFF GAVAN―――
宇宙刑事ギャバンに。
彼は笑顔を残し、去っていった。
宇宙には今だ犯罪者が数多く蠢いている。
人々の平和と安全を守る為に、彼は再び宇宙へと旅立った。
デカレンジャー達はその笑顔に誓う。
彼に代わり、この地球を、人々を守ると。
決意も新たに、デカレンジャーの正義の炎は燃え上がったのだった。
アリエナイザーの不可思議犯罪を解き明かし、地球の平和と安全を守るのだっ!!
戦えっ! 特捜戦隊デカレンジャー!!
エピソード・アナザー
『SPACE SHERIFF』
完
あとがきという蛇足。
やっぱ宇宙刑事言ったら、ギャバンでせうっ!!(断言)
というわけで特捜戦隊デカレンジャーと宇宙刑事ギャバンのクロスオーバーSSでした。
どうでせう? 面白かったでせうか?
と、言うか基本的にどちらもTVを一度も見たことない人にはまったく分からんと思いますけど(滝汗)
TV本編の構成、ノリで書いてみました。
是非ともTV本編でもゲストとして登場して欲しいでつ。
まぢで出てくれたら血涙血尿脳液色んな液流して狂喜乱舞しますがな(笑)
ハリケンジャーでもギャバン役ぢゃないけど大葉健二さん(ギャバン=一条寺 烈役の俳優さん)がゲストで出た事もあるし。
ともあれデカレンジャーも面白いので、興味があればお子様番組と思わず試しに見てみて下さい。
ニトロファンなら燃える。
かな?(笑)